【提言】
CS患者の皆様へ
要望の第二項目はとても重要であることは、私以上に、病気の先輩である皆様方のほうがご存知であるので
申すまでもございませんが、病名が付かなければ診療は健康保険を使うこともできません。自由診療なので高
額の支払いをしなければなりません。
また、病名のないこの病気で働くことができず、貯えもなくなってしまった時、生活保護がもらえないという事態
になってしまいます。
また我々CS患者は、健常者と違い、何十万もする清浄機を購入せねばなりません。通常の清浄機では役に立
ちません。家の中の合わない建材を除いて改造しなければ住めない患者さんもあろうかと思います。この治療
法もなく、完治することもないCSが難病指定されれば、改造費、清浄機購入費に国から補助金が支給され
るようになります。
お願い
全国のCS患者の皆さん、三十年も前から存在する我々の病気が国に認めてもらえてないという事実を直
視して下さい。全国に患者の会は沢山あるときいております。患者の会の横のつながりがなく、一つにまとまっ
ていないようにCS歴4年目の私には感じられます。他の病気の患者の会は一本化しています。一つにまとまり、
支部が存在しています。
患者の皆さん、我々の敵は同病のCS患者ではなく、有害な化学物質、ESの方は電磁波です。CS、ES患者の
皆さん、一つにまとまって、我々の声を国に届けて参りましょう。C型肝炎の患者さんは国を動かすことに成功し
ました。勝因は、心を一つにして、患者の声を国に届けたからなのです。CS、ESの患者は、C型肝炎の患者さん
より数でははるかに上回っています。2003年の調査では推定100万人と言われています。現在はもっともっ
と増えているはずです。CSの診断すらしてもらえていない患者さんが沢山いると思われます。全国の会の横の
つながりを持って一本化し、会に所属する全国の患者数だけでも把握していかなければ、国を動かすこ
とは不可能だと考えております。同病患者が足を引っ張り合っても何にもなりません。私もHPを立ち上げて
バッシングを受けています。健常者の方からではなく、同病のCS患者さんからです。他の病気の患者さん
から見れば考えられないことではないでしょうか…。それだけCSの患者さんは、外に向けてエネルギーを発散す
る機会に恵まれていないからなのでしょう。働きたくても働ける環境の職場もなく、学校に通いたくても通えない
……悶々とされていることでしょう。お気持ちはわかります。ずっと車で生活している私なのですから……。
さあ皆さん、我々の苦しみ、惨状を、国に訴えて参りましょう。第一項目が、まがりなりにも達成されようとしてい
ます。何とか病名の付与をしてもらいましょう。病名がないということは、この世にこの病気が存在しないというこ
とになってしまうのですから……。健常者の方々が署名を442筆届けて下さっています。この病気はとても
疲れるのでそれどころではないかも知れませんが、患者の全員で地獄から這い上がるため、何とか署名へのご
協力をお願いしたいと思います。健常者の方々が、心からの応援をして下さっています。我々もめげずに頑張っ
て参りましょう。CSのことを理解してもらえる絶好のチャンスととらえて、皆さん燃えて下さい。
今までの苦しみや悲しみを、この署名運動にぶつけて下さい。どうかよろしくお願いいたします。
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